concept

わたしたちの想い

私たちは、「美味しさ」と「健康の科学」について、五味を体感し、記憶することができる楽しい3e5基本味食育プログラムを中心に、「おいしい減塩」の普及と「子どもたちのウエルビーイング」の向上を目指します。

委員会の目的
3e※5基本味食育プログラムの開発・研究・啓発を通じて、「味覚教育」の普及を目指します。


3e※5基本味食育プログラムとは
子どもたちの笑顔と健康、ウェルビーイング向上のために、非感染性疾患(Non-Communicable Diseases, NCDs)の中でも、肥満、骨折、塩分の取りすぎ等を予防するための知識、態度、スキルを身につけるための健康教育カリキュラムです。
私たちの思い
人生100年時代を迎え、社会が多様化する中で、子どもや家庭の健康課題も地域ごとに多様化しています。栄養・食生活は、生命の維持に加え、子どもたちが健やかに成長し、生涯を通じて健康で幸福なウエルビーイングな生活を送るために欠くことのできない営みです。また、小児期から非感染性疾患(NCDs) の予防・重症化予防教育のほか、低栄養や肥満、骨折等の予防に通じる体験型食育は重要であると考えています。
さらに、すべての子ども達の行動と健康状態の改善を促すための適切な栄養・食生活やそのための教育を進めていくことも重要で、「誰一人取り残さない健康づくり」を推進しすることが求められています。
「おいしい減塩」を個々人が実践するためには、「おいしさ」を理解する「味覚力」が不可欠です。5味を「おいしさ」として言語化して脳にインプットすることで味覚力を養うこと。そして、「減塩=おいしくない」から「うま味+低塩=とてもおいしい」という体感を記憶していくことも大切ですが、現在、日本では、それらを学べる標準的なカリキュラムがありません。
そこで、私たちは、ウエルビーイングな社会を生きる子どもたちを育成することを目的として、毎日の食事で感じることができる味覚を入り口として、遊びながら楽しく体験しながら学べるプログラム「3e5基本味食育プログラム」を開発いたしました。
本プログラムや教材を通じて、児童・生徒における肥満傾向児の予防、小児期からの美味しく健康で食べる知識とスキルを身につけることで、将来的には塩分摂取量の減少、健康寿命の延伸に貢献したいと考えています。




産学連携の活動
行動変容を目指す、栄養コミュニケーションの新しいアプローチ



慶応大SFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の知恵※を取り入れた小学校高学年をターゲットとした“味覚体験型”教育プログラム「3e5基本食育プログラム」を開発します。
武庫川女子大学 藤本勇二先生監修による「5基本味体験プログラム」教材(授業用スライド、生徒用ワークシート、指導者用資料)を開発します。
子どもたちの主体性を引き出す、新しいコミュニケーション理論、ナッジ理論を取り入れ、デジタル対応の食育プログラム等(メッセージ展開、映像、音声のすべてにおいて先端知識・テクノロジーを投入)を開発し、実証しています。
◇「3e食育5基本昧絵本・体操の開発」
◇「発見!にじいろの食育学習プログラム開発」
◇「にじいろの食育メニュ 開発」
◇「5基本味体験キット開発」
◇「5基本味体験プログラム開発」
“科学的にデザインされた”プログラム検証手法にのっとり、社会実装トライアルを行い、インパクト検証可能な方法論を開発中です。
学校教育現場での「うま味」への正しい評価と活用への機運づくりを行います。
アカデミアの呼びかけによる、マルチステークホルダーの参加を行います。
◇「みんなdeまるっと!「発見!にじいろの食育クッキング」開催
多様な企業、専門家、行政、市民組織との連携
ソーシャルプロジェクトとして積極的に情報発信をします 。
◇「子ども昧覚カクイズ」やBDHQで 見える化し、評価します。

プロジェクト推進体制

代表:慶應義塾大学環境情報学部 教授 中澤 仁
幹事:味の素株式会社(GC部サイエンスG 黒岩、稲村、畝山)
研究・啓発統括補佐 : 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授 本田 由佳
事務局:慶應義塾大学SFC研究所 健康情報コンソーシアム 事務 山口 紫乃( 栄養士)
※活動に応じて関係者への協力を要請します。

実行委員会名簿

専門委員
◇北川医院院長、豊島区学校保健会副会長、豊島区学校医会副会長 、医師 (耳鼻科医) 猪狩 和子
◇社会福祉法人 二葉保育園理事長、元神奈川県健康・未病担当局長、博士 (学術) 井上 従子
◇味の素株式会社 グローバルコミュニケーション部
サイエンスグループエグゼクティブスペシャリスト、博士 (医学) 畝山 寿之
◇グラフィックデザイナー 赤井 陽子、岡田 樹
◇イラストレータ かとーゆーこ
◇産科婦人科館出張 佐藤病院 院長、医師 (産婦人科医) 佐藤 雄一
◇産科婦人科館出張 佐藤病院 経営企画室長 福田 小百合
◇医療法人舘出張佐藤会 フィーカレディースクリニック (管理栄養士) 篠原 絵里佳
◇慶應義塾大学 環境情報学部教授、博士 (情報科学) 中澤 仁
◇帝京大学大学院 教職研究科 教職実践専攻准教授、元東京都豊島区立南池袋小学校校長 中村 雅子
◇慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授、博士 (医学) 本田 由佳
◇国立成育医療研究センター 女性総合診療センター 女性内科 ((腎臓・高血圧)) 医長 三戸 麻子
◇科学ジャーナリスト、京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻) 松永 和紀 (確認中)
実行委員
◇味の素株式会社 グローバルコミュニケーション部サイエンスグループ 稲村 多恵子
◇味の素株式会社 グローバルコミュニケーション部サイエンスグループシニアマネージャー 黒岩 卓
(専門・実行委員は五十音順)
学生メンバー
募集中

実行委員会 構成団体
協力団体・企業等
◇慶應義塾大学 環境情報学部 中澤研究室
◇味の素株式会社
◇社会福祉法人 二葉保育園
◇産科婦人科舘出張 佐藤病院
◇お茶の水女子大学附属中学校
実行委員会名簿(2025年3月23日作成)